低電子線照射条件でのクライオ電子顕微鏡法(cryo-EM)と電子カウンティング法による液相-固相界面における不連続に存在するイオンの観察
Gatan 使用装置
The K3® IS カメラは、リアルタイムでの電子カウンティング処理による低電子線照射量観察と高速の連続データ取得、そして広視野観察の全てを実現します。また、モデル 626 液体窒素クライオトランスファー試料ホルダーは、霜付きの無い低温での試料挿入と電子線照射に敏感な凍結試料の高分解能観察を正確に温度を測定しながら実現します。
背景
クライオ電子顕微鏡法は、タンパク質や他の生体分子の原子分解能レベルでの像観察を実現することで構造生物学の分野に革命をもたらしてきました。今回、同様の低温観察と低電子線照射条件を含水材料に対して適用しました。本例では、正に帯電した金のナノロッドとリンタングステン酸との間の液相―固相界面を観察し、界面におけるイオンの個々と集団のふるまいを検討しました。固体表面とイオン、そして溶媒との間の相互作用は、電池材料や触媒、コロイド、メンブレン、スーパーキャパシタに関わる様々な材料のふるまいが明らかになることから、これらの相互作用を理解することは非常に重要です。