ビタミン錠剤断面のCPSマッピングとノーマライズ
装置
EDAX® Octane Eliteシリコンドリフト検出器とEDAX APEX™ EDSソフトウェア
背景
EDSマッピングには平滑面が適していますが、実サンプルでは作成が困難なことが多く発生します。ビタミン剤や栄養補助食品の場合、微粉末の成分を混合してから錠剤に圧縮され、場合によってはコーティングが施されます。錠剤断面のEDSマッピングは、成分の空間分布を調査するための迅速かつ簡単なアプローチです。しかし、これらの圧縮された粉末は、粗いサンプル表面を形成し、凝集体は比較的大きなクレーターを残し、脱落する可能性があります。錠剤断面をX線マッピングしている間、元素濃度や密度の変化だけでなく、表面形状によってX線のカウント数が変化することで、試料中の元素や相の分布を正確に把握することが難しくなっています。これまでは、これらの条件が分析結果に与える影響をユーザーが判断、解釈するしかありませんでした。APEXのCPS(counts per second)マップ機能は、このような解釈がむずかしい結果の理解を支援します。CPSマップは、データセットの各ピクセルのX線計数率を視覚的に表示します。これにより、測定領域全体のカウント数のばらつきを簡単に確認することができます。表面形状によるアーティファクトは、CPSノーマライズを適用することで補正することができます。