メリット:
クライオ電子顕微鏡法(クライオEM)による観察を、より多くの方にご利用頂くため開発された世界初の直接検出型デジタルカメラ がAlpine® です。80~200 keVの加速電圧の電子顕微鏡を用いた高分解能の構造解析のためのデータ取得がAlpineによって実現されることで、クライオEMによる研究がより導入しやすい普段から使用している装置で実現し、その有効性が研究のコミュニティへと広まります。
- アプリケーションの要求に応える視野範囲に対応したふたつのモデルを用意:
- Alpine (1124) – Alpineが備える単電子をカウンティングする能力によって、80~200 keVのスクリーニング用電子顕微鏡をデータ取得可能な装置へと変えるカメラ
- Alpine Vista (1125) – 5,760 × 4,092 ピクセルの広い撮影視野によって、ご使用の高性能な電子顕微鏡の像観察のスループットを最大化
- シンチレータを備えたカメラと比較し、最大2.4倍の検出量子効率(DQE)を実現
- 小さな分子の二次元クラス化を可能とするのと同時にマクロ分子の再構築結果を改善
- 良好な構造解析結果をより速く得るためにワークフローを改善し欠陥を早い段階で検出
- リアルタイムでの電子カウンティングによって、データ取得速度とデータクオリティの間での妥協が不要
モデル1124
データシート
Alpine Direct Detection Camera
関連製品
BioContinuum®イメージングフィルタ
K3® カメラ
Latitude® S ソフトウェア
Elsa™クライオトランスファーホルダー
関連資料
ナイキスト周波数
線量分割および視野移動補正
カウンティングと超解像を用いたDQEの向上
謝辞
K2®とK3の開発に携わった私たちの素晴らしい協力関係を引き継ぎ、Alpineはローレンス・バークレー国立研究所のピーター・デネス氏とデビッド・アガード氏の成功の成果です。
さらに、Alpineはスクリプス研究所のゲイブ・ランダー氏との素晴らしい協力関係の成果でもあります。