Handling In-Situ Video Data in GMS 3 Webinar

最新のCMOSを搭載したTEM用デジタルカメラは、各フレームを手動で解析するには大きすぎる量のデータを出力する能力を有しています。もし高い空間分解能と時間分解能でデータを取得した場合には、一回の観察で数百ギガバイトに達するデータを生成することは普通となっています。鍵となるチャレンジは、全てのデータセットから科学的な結論を得る上で詳細な解析を行うことが可能な、必要な情報を含む範囲の最小限のデータを見つけ抽出することです。また、試料の真の構造や変化を隠し、そして破壊してしまう試料ドリフトやノイズのようなデータ中のマイナスの影響を最小化することも重要です。

Gatan Microscopy Suite® (GMS)、あるいはDigitalMicrograph®はGatan社製カメラから得られたデータを処理し可視化するためのツールとスクリプト機能を有しています。その場観察の一連のデータに対しては、これらのツールはIS Playerを通じて利用することが出来ます。本ウェビナーでは、IS Playerに組み込まれたツールを用いたデモを2つのデータセットに対して行います。組み込まれたツールを最大限に活用するための工夫やスクリプト機能を用いた機能の拡張についてご紹介します。本ウェビナーにおけるトピックとしては:

  • データサイズの圧縮とノイズの低減方法
  • 可視化とビデオ出力のオプションについて
  • 処理が困難なデータに対するドリフト補正
  • ドリフト補正のためのフィルタ機能について
  • Pythonを用いたスクリプトによるデータ処理